KAMINARIMON

昨日、アマチュアの大会KAMINARIMONにジム生が
2名、子供曜日から小学5年生の大村響希、そしてシニアリーグに
僕と同年代の田中博志が出場しました。

ひびきは前回の敗戦を経ての今大会の出場になります。
気持ちを込めて指導してきました。
勿論、キックボクシングを教えているのですが、それを通じて
頑張るということ、積極性、他色色と息子を育てる時と
同じように接しています。
激しく怒る時もありますが、それの数倍は褒めます。
褒めるところがない人間なんていません。

前回、悔しい結果でした。
頑張って、そこから出た結果なんていいのです、どちらでも。
でも、簡単に勝ってしまった場合と、敗けて悔しさを感じない
態度をしたらどうしようかと考えました。
結果、敗けてしまいましたが、でも、僕の心配は杞憂に
終わりました。
顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくったからです。

「笑え」

でも、僕は云いました。
「敗けて笑うくらいじゃなきゃ駄目だ」
そうも云いました。
同じように父から教えられたからです。
なら敗けて笑っていたら、それはそれでれを見てから云う
言葉を場合に応じて用意していました。

今回、勿論、それも用意していましたが、またもや杞憂に
終わりました。
終了間際、レフリーストップで勝つことが出来たからです。
悔しさを乗り越えて喜びを得る、とても意味のあることを
体感できたと思います。

田中はいい物を持っていますが、どちらに出るかを危惧していました。
この場合は、精神的なものです。
リングの中から見える景色は外から見えるそれとは全然違う
のです。
とても広く、とても狭い空間なのです。
そして、喧嘩をしてしまうか否か、始まってみないと分かりません。
「喧嘩だけは絶対にするなよ」
散散云ってきました。

喧嘩というのは、ガード云云ではなく、力一杯振り回して
呼吸もしないで殴ることだけになって、何も聞こえない頭が真っ白な
状態でのそれです。
その場合、殴り返されたパンチが見えなかったり、軽く
打ち返されただけで危ない倒れ方をするのです。

昔、プロのリングでもよくありました。
硬直して担架で運ばれていくそれは、アマではたまに見かけます。
最近、僕が行く大会では見かけませんがどうなのでしょう。

もう1つは、いざリングに上がると急に怖がってしまう
パターンです。
どちらも精神的によろしくない後遺症が生まれるのでそれを
警戒していました。

判定のポイント差で勝つことが出来たのは僕の中では
おまけです。
本人からしたらそこが目標だからよいのです。
でも、僕は怪我もしないで充実した気持ちを味合わせて
あげられてそれだけで十分です。
勿論、勝って味合わせてあげられたことはとても嬉しく
思います。
でも、それは必ずできることではないし、いつもそうは
必ずならないので、やはり、無事に感謝します。

プロになりたければ目指せばいいのです。
アマでやりたければやれるよう指導します。
ダイエットしたければ、食事方だけでなく色色な痩せ方を
アドバイスします。
女性にはそっと耳打ちします。
そして、ストレス発散したければ、僕のミットで受け止めます。

知ってますか?
僕の持つミットは楽しいですよ。
気が向いたらいつでも体験にどうぞ。
旨い飯食わせます。