翔太

小学生の頃から彼を知っています。

父子家庭になって少しした頃、息子が自転車を隠されたことが
ありました。
たまたま遊んでいた彼は一緒に探すのを手伝ってくれました。
それから時を経て、ジムにやって来たのは高校生の頃でしょうか。
結果は残念でしたが、プロでデビューするまでになりました。

その後、長いこと離れていました。
先ほど、ロードワークから戻ると、偶然ジムの近くで会いました。
懐かしくなって近くを通ったのかなと思い、少し雑談をしました。

「練習いいですか?」
どうやらまたやりたくなったようです。
来るもの拒まず去る者追わず、再び三度やりたいもの拒まず。

喜んで。