走る

先週から決めていて、なので、午前午後の2部に
分けているキッズ指導、今週は午前に統一して
行いました。

といっても、練習ではなく一緒に走るだけの
それです。

幼少期から息子とやってきたそれです。
そうやって息子を育てました。
大したことではないと、心無い人らから揶揄されて
きましたが、意味のあることと思っています。

「誰にでも出来る。」

掲示板でもそう揶揄されましたが、悔しいけれど
その通りです。
誰にでも出来るのです。
それにはどれだけ頑張っても出来やしないでしょうが。

一緒に走る。

小さなお子さんがいるご家庭の方はどうぞ試してください。
子育てには持って来いのそれです。

そう、ただ走るだけなのです。
子供は分かった振りして余裕を見せます。
なんならペースを乱して、強がります。
でも、現実は現実です。
甘くも辛くもありません。

残念なお知らせです。
「つらく」
そう読まれた方にもれなく、
ガリガリ君の当たり棒、長いこと引換しないで
冬になってしまった残念さを差し上げます。

なので、生生しい現実を受け止めなくてはなり
ません。
しごきではありません。
訓練でもありません。
練習です。

でも、そこは自分なりにクリアさせること前提に
行います。
笊にかける必要などないからです。

「自信をつけてやる。」

それが、いつも僕の指針です。
これまでやってきた通りです。

なので、初めは幕張本郷駅にしました。
その駅は隣の幕張駅と違い、駅から国道が離れている
ので、結局似たような距離なのかもしれません。

幼稚園児の父兄から参加希望を受けていまして、
今回、その子も一緒に走りました。
とはいっても、だらだらと歩く訳でもなく
淡淡と走りました。

タイミングを見て励ましてやり、褒めてやり、
上手に目標を小刻みで与えます。

ずっと昔からやって来たことです。

「これ、食べな。」
コンビニで給水休憩した際、みんなに羊羹を
買ってあげました。
これまで、息子に対してもそうしてきました。
勿論、僕自身は30年以上前からになります。
羊羹は疲れた時にいいのです。
甘いから少量でも元気が出るし、腹に凭れません。
なので、身体がそこで止まることもなく、継続して
運動出来ます。
原材料は大豆ですしね。
減量中は、数本毎日食べています。



一緒に走ると分かります。
誰のせいでもない苦しみに向き合って、それを
乗り越えようとする子供らの顔、休憩時の安堵の顔、
そして辿り着いた時の1つ大人になった顔、
見ていて、こちらが毎回嬉しくなります。

遠くまで走ることは勉強です。
体力の勉強、そして今後何に対しても通用する
気持ちの勉強です。

幕張本郷駅から電車に乗ります。
「電車って便利だよね。」
帰りの電車内で小学生が云いました。

「誰が発明したんだろ?」
5年生が続けました。

「僕、知ってるよ。」
6歳児が口を挟みました。

「誰?」
5年生が訊ねます。
「人。」



会長は黙って頷きました。

ジムまで戻って解散しました。
月一くらいで出来たらなと思います。
もしくは、午前中に長距離走って、午後から
練習ということなどもやりたいと思います。

ジム生らともまた、走りたいなと思っています。


前述しましたが、遠くまで走ることは子供にとって
勉強です。
己の体力と、身体の状態のそれ、そして、気持ちの
それです。

今日、子供らは沢山勉強したと思います。
でも、一番勉強したのは僕です。