尻取り日記「湯豆腐」

noteの続きです。


そんな訳で、何もない絹を箸で食べていました。
「アーシー、豆腐食ってるんすか?」
小学生の頃から僕を知る会員と話します。
彼は、無性にしらすが食べたくなるそうです。
彼ほどではないにしろ、稀にそんな時があるので分かる
気がします。

「絹が好きなんだよね。」
そんな話をしながら、
「おれがさ、子供の頃はまだ「きぬ」って名前の祖母さんが
いたけどね。」
そんな雑談を交えながら話を進めます。

「湯豆腐でも麻婆豆腐でも、ゴーヤチャンプルでも
絹が好きでね。」
勿論、味噌汁も。

「へー。」

彼は、僕の戯言を聞いてくれます。
「さいの目に切ってね、パックごと水張った鍋に入れて
温めちゃう。」
自分の作り方を告げます。

温かい絹の喉越しもまた素敵です。
「薬味を替えたりさ、食べ方なんて色色ある。」

「大事なのはさ、簡単に決めつけてしまわないで
工夫するということなのだよね。」
彼の人生に少し役に立つ知恵になればなと余計なおせっかいを
承知で話します。

「調味料替えるのもそうだし、薬味を替えるのも作り方もそう。」

「わさびも合うし、ね」
勿論、そんなことをやっている人もいるでしょう。
でも、豆腐でそこまで試すのは、少ない方だと思います。

「角度を替えたらさ、知らないことだらけだぜ。」
息子にも色色と話してきましたが、息子に話すみたいに話します。
父子家庭になった頃、彼とも靴飛ばししたことがあります。

「納豆はさ、」

そんな雑談をしながら練習は始まりました。



昨日は17時から20時までの営業でした。
今日は18時からになります。


豆腐は絹が好きです。
減量中は黒蜜垂らして、スプーンでデザート食べた気になっています。

「ふ」でnoteに戻ります。